特許コラム
2010年11月22日 月曜日
長谷川曉司先生の講演会
先週金曜日に弁理士の長谷川曉司先生の講演が弁理士会近畿支部であったので、聞きに行ってきました。非常に面白く、ためになるお話でした。
長谷川先生って誰? という方は、こちらの記事をご参照下さい。
また、著書としては、「御社の特許戦略がダメな理由」(長谷川暁司著、中経出版)があります。こちらの本は非常に面白いので、お勧めです。
当日、個々のことでどんなことをおっしゃったか、ということは書きません。それを知りたいということであれば、実際に先生の講演を聴きに行かれたり、著書を読んだりして下さい。
それに、私にとって長谷川先生のお話で一番面白くためになったのは、個々のお話というより、全体を貫いている「思想」のようなものだったと思います。
一番印象に残ったのは、色々なことについて常に論理的であろうとするその姿勢です。本当に見習わなければならないことだ、と思いました。
例えば、講演のお話のなかで、何回も「定義」を考えてください、ということをおっしゃっていました。
先生の講演のなかで、「特許戦略」というのは何か? それを定義するならどういうことなのか? という問いかけがありました。
こういうことを問われると、案外答えられないものです。しかし、「特許戦略とは何か」という定義がなされないままに、あちこちで「特許戦略」についての議論はされているわけです。
定義もせずそんな議論をすることに果たして意味はあるのでしょうか。
そして、そういうことについては、私もこれからきっちりしていかないといけないな、と改めて思いました。私自身、このブログでもずいぶんと「論理性」というものにこだわってきましたが、もっと色々考えていかなければならないな、とも思いました。
投稿者 八木国際特許事務所